トップページ工法のご案内 → 工法の概要 → 工法の原理

工法の原理


ポリエチレン管をスピーディーな施工で土中に引込む非開削工法

アーバンノーディッグ工法は下記の3段階の工程から成り立っています。

第一工程 パイロット削孔工程

パイロット削孔工程(第一工程)


第一工程では、油圧駆動式のドリルユニットにより、貫入口または発進坑より到達坑に向けドリルパイプで削孔させます。

削孔するドリルパイプは、外径φ52〜71mm、長さ3.0〜4.5mの鋼製の中空パイプで、中空部に泥水を送水し、ドリルパイプの先端であるドリルヘッドより噴射させます。

このドリルヘッドには電磁波発信器(ビーコン)が内蔵されており、地中に削孔したドリルヘッドの位置は、ビーコンから発生する電磁波の強度を基に電磁波受信器(ロケータ)により計測することが可能な構造となっております。

ビーコンから発信する電磁波にはドリルヘッドの深さ、傾斜角やビットの偏向方向の情報が含まれており、ロケータにより現在の深度、位置などを考慮しながら方向制御を行うことで、埋設管計画位置を保持して削孔させドリルヘッドを到達坑に到達させます。

削孔方向の制御は、ドリルヘッドの向きによって行います。ドリルヘッドの先端には切削刃(ビット)が偏向して取り付けられており、地山の反力を受けながら圧入させることにより方向を変えることができ、直進させる場合は回転させながら削孔します。

第二工程 埋設管引込工程

埋設管引込工程(第二工程)


第二工程では、第一工程で到達坑に到達したドリルヘッドを取り外し、埋設する管の外径に合わせたバックリーマをドリルパイプに取り付けます。次に回転継手(スイベルジョイント)を取り付け埋設管を接続します。

ドリルパイプを回転させながら引戻すことにより、バックリーマの回転と泥水噴射で地山を圧密、拡孔させ、形成されたトンネル内に発進坑へ向けて管を引込み埋設します。引込み完了後、発進・到達坑内に残留した泥水の処理を行います。

第三工程 プレリーミング工程(拡径工程)

プレリーミング工程(拡径工程)

(必要に応じて)


拡径工程では、第二工程の管引込み工程前に、到達坑に誘導されたドリルヘッドを取り外して、バックリーマ(拡孔具)を取り付け、その後部にドリルパイプを接続し、第一工程で形成されたトンネルをバックリーマから噴射する泥水で所要の口径に拡径しながらドリルパイプを第一工程と逆方向に引戻し、埋設管を埋設するためのトンネルを形成します。必要に応じてこの工程を複数回行います。このプレリーミング工程により削孔壁の地盤を予め拡径しておくことで、埋設管を比較的少ない抵抗で引込むことができます。また、埋設管引込み工程に先立ちバックリーマを一度通しておくことで予想外の障害物や土質の変動などによる埋設管引込み時のリスクを最小限に抑えることができます。



※施工手順の詳細はをご覧になってください。